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モイ大学(ケニア共和国)との間の学術交流協定及び学生交流に関する覚書を締結

10月10日、長崎大学とモイ大学は学術交流協定を締結しました。長崎大学で行われた調印式では、石松隆和工学研究科長、喜安千弥同研究科教授、板山朋聡同研究科教授ら関係者立ち会いのもと、片峰茂学長とRichard K. Mibey(リチャード K. ミベイ)モイ大学長が協定書及び覚書に署名を行い、学術交流協定及び同協定に基づく学生交流に関する覚書が締結されました。両大学の交流は、平成24年1月に石松工学研究科長らがモイ大学を訪問したことから始まります。その後、協議を重ね、水環境・保健学・水産学の分野で共同研究を行う方針について合意し、学術交流協定及び学生交流の覚書締結に至ったものです。

片峰学長は、調印式のスピーチにおいて、長崎大学のケニアにおける医療支援と医学研究の歴史を振り返り、現地の健康問題の解決には医学分野の研究だけではなく、工学・水産学・保健学など他の学問分野の共同研究を通じて、関連する諸領域を含めた総合的な知見を蓄積していく必要があることを指摘し、両大学の間で活発な交流が行われるよう期待を述べました。ミベイ学長は、モイ大学の使命には学問の発展に加えて産業の創出を通し、ケニア社会の発展と安定を担うという役割があると述べ、長崎大学との双方向の交流によりケニアの将来を担う人材育成が進むことに対する期待を表明しました。

現在、両大学の間では、水環境の改善に関する共同研究の実施について協議されております。

協定書に署名するミベイ学長と片峰学長
協定書に署名するミベイ学長と片峰学長

記念撮影
記念撮影