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河野茂病院長が母校の佐世保南高校で講演:「夢と志を持って」

 

河野茂病院長
講演をする河野病院長
佐世保南校生徒
河野病院長に質問をする佐世保南高校の生徒

12月16日、河野茂病院長は母校の佐世保南高校(佐世保市日宇町)で講演し、全校生徒約700人を前に「グローバルな時代を生き抜く若者として強い心と体をつくり、夢と志を掲げてほしい」と激励しました。

同校では「心に響く人生の達人セミナー」として21 世紀をたくましく生き抜く力を身につけさせようとゆかりの深い人たちを講師に招いて講話を企画しています。

河野病院長は「仲間 夢 そして君の気持ち」と題して講演。学生時代を過ごした故郷での多くの個性的な仲間たちとの思い出を振り返りながら「自分の意思を超えた深いところでつながっているのが『縁』。多彩な友人たちと知り合ったのが私の宝」と話しました。また「医師一人だけで医療はできない。看護師や放射線技師などいろんな人たちが一緒になって助け合っている」と医療の現場での仲間の大切さを強調しました。

「君たちの夢は何ですか?」講演の中で河野病院長はこう投げかけます。

「アナウンサーになりたいです。」「サッカー選手です。」「幼稚園の先生になりたい。」恥ずかしがりながら答える高校生たちに対して「どんな大変な人生にも必ず希望はある。まずは夢を持つこと、夢を探す努力を。夢があればどんな困難でも頑張れる。」と話しました。

そして長崎大学の東日本大震災での医療支援活動の取り組みや被ばく医療での活躍を紹介。自らの感染症医療に出会った話や経験も語りました。「これから日本はさらに厳しい時代を迎える。国内だけでなく、海外で活躍する人材が必要になる。」と求められる社会人の資質に触れた。最後に「自分の夢を実現しようという気持ちが大事。あの人のために、仲間のためにと思うと、さらにその気持ちがより強くなり、どんなに困難があっても努力できるはず。君たちならできる。」と力強く激励しました。

講演に先立ち、河野病院長は同校出身で弟の河野健次氏、河野宏氏の両氏とともに絵画を寄贈。絵画は島原出身の画家で祟城大学芸術学部教授の熊谷有展氏の作品で、温かな色彩で家族の絆を想像させる母子像が描かれています。龍造寺裕則校長は「心の教育になる温かい作風。河野先生方や熊谷先生の思いを大切にしてほしい。」と高校生たちに話しました。