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教育学部の前原由喜夫准教授が日本心理学会優秀論文賞を受賞

教育学部の前原由喜夫准教授が日本心理学会・優秀論文賞を受賞しました。

授賞対象となった論文は「Maehara, Y., & Umeda, S. (2013). Reasoning bias for therecall of one's own beliefs in a Smarties task for adults. JapanesePsychological Research, 55,292-301」です。

4歳以下の子どもの多くは,自分がわずか1分ほど前には現在の事実とは異なる知識や判断を抱いていたにもかかわらず,自分はもともと現在の事実を正しく知っていたと言ってしまいます。受賞論文では,このような極端な記憶バイアスが大人にも簡単に起こることを,心理学実験によって実証しました。また,そのような記憶バイアスが大きい人ほど,自分の知っている現在の事実を他人も知っていると思い込む傾向が強いことも合わせて実証しました。

同賞は日本心理学会の機関誌2誌に1年間に投稿された論文の中から,研究の妥当性と論理性,およびインパクトの点で最も優れた論文に与えられるものです。前原准教授は,この受賞を励みとして,今後も長崎大学の心理学教育の発展に尽力したいと語っています。なお,同賞授賞式は2014年9月9日の日本心理学会会員集会(京都ホテルオークラ)にて行われました。








教育学部の前原由喜夫准教授

教育学部
前原由喜夫准教授