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駐日ケニア共和国特命全権大使が片峰学長を表敬訪問

8月10日、ソロモン・カランジャ・マイナ駐日ケニア共和国特命全権大使が片峰学長を表敬訪問されました。同大使は、8月9日に行われた被爆70周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席するため来崎された機会に、50年以上にわたってケニアの研究機関等と交流を続けている本学を訪問されたものです。昨年就任されたマイナ大使は、学長との懇談に先立ち、留学や研究のため長崎大学に滞在中のケニア人学生及び研究者とお会いになり、また学内の施設などを視察されました。
長崎大学のケニアにおける活動の歴史は、1966年に海外技術協力事業団(OTCA、JICAの前身)の要請で実施したケニア中部のナクール県立病院での医療協力に始まり、1979年のケニア中央医学研究所(KEMRI)設立後はKEMRI及びJICAとの協力のもとに、研究や技術者の育成を重ねてきました。2005年にはナイロビに熱帯医学研究所ケニア教育研究拠点を立ち上げ、2010年からは長崎大学アフリカ海外教育研究拠点に組織を拡大しました。現在は、熱帯医学及び歯学などの保健・医療分野だけでなく、水産学、環境科学及び工学の分野に於いても、人的交流並びに共同研究が行われています。
片峰学長との懇談では、本学側から山下俊一理事、夛田彰秀副学長、森田公一熱帯医学研究所長、一瀬休生アフリカ海外教育研究拠点長、萩原篤志水産・環境総合研究科長及び神谷保彦 熱帯医学・グローバルヘルス研究科教授が同席し、各分野に於ける長崎大学とケニアの研究機関等との学術交流の例が紹介され、人材育成の重要性などについて終始和やかに意見交換がなされました。マイナ大使は、長崎大学とケニアの大学や研究機関との連携がさまざまな分野に渡って行われていることに感心され、この協力関係が更に続くよう期待を述べられました。

本学は、ケニヤッタ大学、ケニア国立中央医学研究所、ナイロビ大学、ケニア国立海洋水産研究所、モイ大学及びマセノ大学と学術交流協定を締結しており、13名のケニア人留学生が在籍しています。

談笑するマイナ大使と片峰学長

談笑するマイナ大使と片峰学長

本学関係者との記念撮影

本学関係者との記念撮影