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工学研究科システム科学部門(構造工学コース)の原田哲夫教授と佐々木謙二助教が土木学会田中賞(論文部門)を受賞しました。

工学研究科システム科学部門(構造工学コース)の原田哲夫教授と佐々木謙二助教が平成27年度土木学会田中賞(論文部門)を受賞しました。
同 賞は,関東大震災後の首都の復興に際し,帝都復興院初代橋梁課長として尽力された故 田中 豊博士のご功績を永く記念するために創設されたものであり,計画,設計,製作・施工,維持管理,考案,歴史などに関連して橋梁工学の発展に大きく貢献した と認められる論文に対して授与されるもので,今回で49回を数えます。

受賞対象となった論文は,

原田哲夫,生田泰清((株)大島造船所,博士後期課程在学中),佐々木謙二,大畑裕志(宇部興産(株),平成26年博士前期課程修了),徳山ミョーキン(第一工業大学):
「定着用膨張材によるCFRPより線とPC鋼より線の定着機構に関する研究」
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造), Vol.70,No.4,pp.370-389,2014

であり,PC緊張材として連続繊維補強材を橋梁に用いる際に求められる定着具について実験的・解析的に精緻に検討し,さらには実施工に用いる定着具 の設計コンセプトをも提示していることから,橋梁工学の学術的および技術的な進展に顕著な貢献を果たしていると認められたものです。
なお,授賞式は平成28年6月10日に開催された平成28年度土木学会定時総会において行われました。

 

写真右から佐々木助教、原田教授