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第6回アフリカ開発会議に向け、プレ・ポストイベントを連続開催

長崎大学は、8月27日、28日にケニアで開催される「第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)」にあわせて、さまざまな学術機関と連携して、プレ・ポストイベントを開催します。1993年に始まったTICADは、日本政府が主導し、国連や国連開発計画、アフリカ連合委員会および世界銀行と共同で開催されています。5年間隔で開催されたこれまでの5回の会合は、すべて日本で開かれましたが、2013年に横浜で開催された「TICAD V」で、日本とアフリカで3年ごとに交互開催することが決まり、今年初めて、アフリカで開かれることになりました。

長崎大学は1960年代から、アフリカでの研究や教育、支援に着手し、映画「風に立つライオン」の主人公のモデルになった外科医、柴田紘一郎先生のように、アフリカと非常に強い結びつきを持つ医師や研究者、看護師等を多く輩出してまいりました。また2005年には、ケニアの首都ナイロビに教育研究拠点を設け、現在では、現地雇用も含めると100名を超える陣容で幅広い活動をしています。こうした経緯から、ケニアで開催される今回のTICADにも大いに貢献すべきと考え、アフリカでの研究で協力し合う関係機関とプレ・ポストイベントを連続開催することにしたものです。

7月以降、日本およびケニアで開催を予定しているイベントを以下に紹介しますが、いずれも多くの日本の学術機関が参加を予定しています。7月13日に、市ヶ谷のJICA研究所で開催される「第3回国際科学技術共同研究開発推進事業」は大阪大学の主催で、本学と東北大学などが共催いたします。このイベントには、在京のアフリカ外交団も参加を予定しています。また、7月21日にナイロビで開催される「アフリカ研究の50年、21世紀のアフリカ研究(仮)」は、ケニアでの活動を開始してそれぞれ50年を迎える長崎大学と京都大学、日本学術振興会の3者が主催するもので、本学の片峰学長が出席するほか、京大の山極壽一総長、日本学術振興会の安西祐一郎理事長も参加を予定しています。9月以降のポストイベントも実施予定で、TICAD VIを挟み、日本の学術機関がアフリカで果たしている役割について、積極的に発信してまいります。

 なお、5月16〜20日にケニアで開催された「第5回NationalScience Week」のメインイベントとして開かれた「第8回ケニアロボットコンテスト」に、ケニア教育科学技術省の要請で、本学工学部から柴田裕一郎准教授、藤村誠准教授が審査員として参加。また、初日に参加学校の講師を対象として講義を行い、集まった先生方は真剣な表情で受講しました。

http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nairobi/

 

 

 
7月13日「第3回 国際科学技術共同研究開発推進事業」(東京)

 


7月21日「アフリカ研究の50年、21世紀のアフリカ研究(仮)」
(ケニア・ナイロビ)

 


7月22日「ビクトリア湖環境保全と水産業振興のための国際シンポジウム」
(ケニア・キスム)



9月15-16日「アフリカにおける顧みられない熱帯病(NTDs)対策のための国際共同研究プログラム」並びに「アフリカでの感染症研究に関するシンポジウム」
(ケニア・ナイロビ)