2016年11月15日
文部科学省『大学の世界展開力強化事業』に採択 アジア各国のインフラ整備を技術面から支える人材を育成 ≪長崎大学:山東大学(中国):成均館大学校(韓国)との連携≫ |
長崎大学は、平成28年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業 〜アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化〜(タイプA−?)」に採択されました。
本学は、平成22年度に『日中韓の大学間連携による水環境技術者育成−水環境の保全と持続的利用を支える技術の東アジアへの展開−』(大学の世界展開力強化事業「キャンパス・アジア」中核拠点に採択され、総括評価での高い評価とこれまでの当該事業における水環境分野の成果を基に、後継事業として更に発展させる形の事業として今回申請し、採択されたものです。
【事業の概要】
アジア各国のインフラ整備を技術面から支える人材を育成するために、土木インフラ分野を対象に、インフラ機能低下がアジア各国の社会経済環境に及ぼす影響度を低減するための専門的知識や技術を習得させ、さらに、日本の優れた点検・維持管理技術をアジアの国々等に展開することができる高度な専門性を身に付けたインフラ技術者を育成することを目的とする事業です。
【養成する人材像】
アジア地域等の様々なインフラストラクチャー整備に関する課題の解決に貢献できる実践的能力に優れたインフラ技術者(高度専門職業人)を養成します。
・インフラ整備とそれらの維持管理技術に関する専門知識・技能を身につけた人材
・個の技術に偏らずインフラ整備全般の必要知識を有するバランスのとれた人材
・グローバルに活躍できる高度専門職業人として必要な言語力(英語力)を身につけた人材
【プログラムの内容】
本事業は、アジアのインフラ整備及びそれらの維持管理に関する問題に焦点を合わせ、中国・韓国との交流実績を基盤としながら、本学の長期戦略の一環として、構造工学分野、地盤工学分野及び水環境工学分野(化学工学も含む)に代表される土木インフラ分野のインフラ技術者(高度専門職業人)を輩出する拠点を形成しようとするもので、次のような取組みを実施します。
? 単位互換制度をベースとした交流プログラム
事業実施期間において、山東大学(中国)及び成均館大学校(韓国)から、それぞれ20名の計40名を受入れる計画です。長崎大学からは、平成28年度試行的に相手大学に各3名の計6名を派遣し、平成29年度から10名ずつの計40名を派遣する計画です。
? ダブル・ディグリー制度に基づく交流プログラム
平成30年10月までに「教育の質保証」が伴ったダブル・ディグリー制度を構築し、平成31年度から実施します。