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第17回長崎平和大学を開催しました

『公益財団法人中島記念国際交流財団助成』
(独)日本学生支援機構実施事業

 

第17回長崎平和大学を開催しました

 6月3日(土)、長崎平和大学(長崎県民と長崎地域の新入留学生、日本人学生に対する平和学習及びバスハイク)を開催しました。本事業は公益財団法人中島記念国際交流財団助成を受け、平成21年度から年2回実施しています。第17回となる今回は、日本を含む24か国・地域からの学生269名の参加がありました。
午前中は、長崎大学中部講堂にて池田道明さん(78歳)をお迎えし、6歳の時に爆心地から約700メートルの長崎医科大附属病院で被爆された時の体験談を伺いました。
原爆投下直後の想像を絶する悲惨な光景と人々の無残な様子について、参加者は熱心に耳を傾けていました。池田さんは、「10年後、私は元気でいるか分からないが、皆さんは各国で活躍されているはずです。ぜひその時には私に代わって平和を唱えてほしい」と訴えました。
この日は好天に恵まれ、長崎水辺の森公園にて昼食をとり、長崎歴史文化博物館と平和公園・原爆資料館の見学を行いました。長崎歴史文化博物館では、シーボルトと長崎の関係を描いた寸劇を見学し、シーボルトがオランダ人ではなくドイツ人であることに驚く学生もおり、意外なことから長崎の歴史について興味を持ってもらえる糸口になったようでした。平和公園・中心地ではボランティアガイドに熱心に質問する留学生の姿が印象的でした。
さまざまな国・地域の学生たちが一堂に会し、長崎を通して平和に対する思いをひとつにする非常に貴重な時間となりました。
被爆体験講話 長崎水辺の森公園にてランチの様子
被爆体験講話 長崎水辺の森公園にてランチの様子
長崎歴史文化博物館で寸劇を見学 平和案内人の説明を聞く学生
長崎歴史文化博物館で寸劇を見学 平和案内人の説明を聞く学生