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工学研究科化学・物質工学コースの小野寺玄准教授が平成29年度有機合成化学協会九州山口支部奨励賞を受賞

   工学研究科化学・物質工学コースの小野寺玄准教授が、有機合成化学協会九州山口支部の平成29年度支部奨励賞を受賞しました。受賞対象となった研究は「パラジウム触媒とホウ素または亜鉛試薬との協働作用を鍵としたπ-アリルパラジウム中間体を経る新規炭素骨格構築反応の開発」であり、遷移金属触媒の一種であるパラジウム触媒とホウ素あるいは亜鉛試薬とが協働して作用する一連の新規反応を開発しました。いずれもπ-アリルパラジウム中間体を経由しており、その反応性が鍵となって触媒反応が進行しています。これらの研究は有機合成化学において重要な触媒的炭素骨格構築反応に関するものであり、有機合成化学の発展に貢献する業績として認められました。

   同賞は、有機合成化学および有機合成化学工業の発展に貢献する、科学技術上の研究あるいは発明を行った若手研究者、または技術者に送られるものであります。授賞式および受賞講演会は11月1日に北九州市の九州工業大学戸畑キャンパスにおいて行われました。

表彰状

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