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「若者が活躍するまちづくり」講演会を開催

   平成30年1月22日、長崎大学地方創生推進本部は長崎大学文教スカイホールにおいて「若者が活躍するまちづくり」講演会を開催しました。
   この講演会では、基調講演、パネルディスカッション、地方創生(COC+)事業成果報告、若者による地域の活性化報告の4部構成で行われ、130名の方が参加しました。
   基調講演では、プラチナ構想ネットワークの小宮山宏会長が「プラチナ社会へのイノベーション」と題して講演しました。小宮山会長は「エコ社会の実現で、従来のように自然資源を大量消費することなく、都市に眠る資源の循環とエネルギー効率の大幅な向上で、新しい可能性を持つ社会(プラチナ社会)が実現できる。高齢化が進む社会の心配も、新しい技術により人々には自由が増え、高齢者を含めた人的資源を活用することで、人々が活躍できる(自己実現できる)社会とすることができる。」と述べ、聴衆に勇気を与えました。
   パネル討論会では、長崎の活性化のために必要な街づくりについて、長崎市の田上富久市長から現状の取り組みが説明されました。さらに、空き家活用団体「つくる」の岩本諭代表から、若者の観点からの空き家活用の取り組みについて説明がなされました。続いて、若者が企業を知る取り組みとして、NPO法人スローピアーズが行っている企業の広報ビデオ制作活動、さらに、長崎県商工会議所の吉田茂視副会頭が福岡で行っている若者と企業が共同で目標を立て10カ月で行うブレークスループロジェクトの説明があり、各パネラーからは、若者が企業活動に参加することの有用性、さらにそれを企業や行政が支援する必要性が述べられました。
   若者による地域の活性化報告では、東京大学の菊池康紀特任准教授をコメンテータとして、3件の若者による活動報告がなされました。まず、長崎大学経済学部の学生がNPO法人スローピアーズとして取り組んだ企業の広報ビデオ制作。続いて、長崎県立大学の学生が島での体験学習「しまなび」で行った壱岐での広報用ポスター制作。最後に、長崎国際大学の学生が行った地域活性化のためのFM放送、広報ビデオ制作について報告されました。これらの活動は、若者が地域と触れ合う機会を大切にしており、地元で活躍しようとする意欲を高めているとコメントがなされました。

パネル討論会の様子

パネル討論会の様子