平成21年度（第32回）熱帯医学研修課程修了式を挙行しました。（熱帯医学研究所）

平成２１年度（第３２回）熱帯医学研修課程修了式を挙行

記念撮影	修了証書授与の模様

８月２８日，熱帯医学研究所において，熱帯医学研修課程修了式を挙行しました。
この研修課程は，熱帯地における保健医療分野の活動に従事しようとする人，国内や熱帯地における活動で熱帯医学の知識と技能を必要とする人などに，熱帯地における医学的諸問題についての広範囲な知識と，それらを応用するにあたって必要な基本的技術を習得させることを目的として，国内で唯一，本研究所が実施しています。
今年度の研修生は１５名で，６月から８月末までの３か月間，所内での講義・実習及び野外実習により，寄生虫学，ウイルス学，免疫遺伝学等のほか熱帯地の風土や文化，国際協力の現状と重要性について学びました。
修了式では，平山所長から研修生一人一人に修了証書及びディプロマが授与され，所長挨拶の後，研修生代表から「修了を迎えた今日が新しいスタートであり，これから各人は職場や海外などで活動していくことになるが，長崎で学んだことを生かして社会に貢献できるように，また日本と世界の架け橋となって国際協力をリードしていけるように，各人が誇りと向上心を常に持って精一杯頑張っていきたい」との決意が述べられました。
本研修課程は，昭和５３年度に開設以来，これまで３６１名の修了者を送り出しており，現在も多くの修了者が国内及び東南アジア，アフリカ，中南米等の熱帯地で活躍しています。

（平成２１年９月 熱帯医学研究所）

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