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GPUクラスタによる計算がゴードン・ベル賞のファイナリストに選考されました。(工学部)

GPUクラスタによる計算がゴードン・ベル賞のファイナリストに

記者会見の模様 研究施設での実演
記者会見の模様 研究施設での実演

工学部では,(独)理化学研究所,ブリストル大学,電気通信大学,慶応義塾大学と共同でGPU(ゲームの描画処理用のプロセッサとして発展し,コストパフォーマンスに優れたグラフィックス向けプロセッサ)の科学計算に向けた応用研究を進めています。
このたび,濱田テニュア・トラック助教を中心としたこの共同研究において,256台のGPUを並列に動作させることにより,天文学・流体力学への応用計算における42テラフロップス(毎秒42兆回計算)の実行性能を達成しました。
この研究論文が,高性能計算に関して最も権威のある賞の一つである,ゴードン・ベル賞のファイナリスト(最終候補)に選ばれました。なお,本賞の受賞者は,2009年11月に開催される国際学会「Supercomputing 2009」において発表されます。
このことについて,8月7日,片峰学長同席のもと記者会見を行い,小栗教授から研究の概要,期待される成果,将来への展望などが発表され,引き続き,本研究の計算機を設置している研究施設に移動し,計算の実演が行われました。


(平成21年8月・工学部)