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東日本国際大学学生セミナーを福島県川内村で開催しました

   8月22日から24日の三日間、長崎大学・川内村復興推進拠点が設置されている福島県川内村において、東日本国際大学といわき短期大学(共に福島県いわき市)の学生を対象とした短期集中セミナー「福島原発事故と災害復興」を開催しました。
   長崎大学は東日本国際大学といわき短期大学の学生に放射線被ばくと健康影響に関する正しい知識を身につけてもらうことを目的に昨年4月に両大学が所属する学校法人昌平黌と連携協定を締結しました。今回のセミナーは両大学との連携の一環として行われたもので、東日本国際大学の経済経営学部およびいわき短期大学の幼児教育学部の学生16名、さらに本学医学部の学生4名が参加しました。講師として原爆後障害医療研究所の教員に加え、川内村の遠藤雄幸村長、環境省放射線健康管理担当参事官室の前田光哉参事官らが講師を務める講義に熱心に参加しました。
   学生さんたちは放射線に関する基本的な知識や原子力災害からの地域復興、福島県民の健康を見守る取り組み(県民健康調査)などを学んだほか、放射性セシウムが検出されないことを自分たちで測定・確認したそば粉を使った手打ちそば体験、村の住民の方を交えたディスカッションなど、内容の濃い三日間のセミナーで多くのことを学んだようでした。
   今後も長崎大学は、東日本国際大学やいわき短期大学との連携を通じて、福島のこれからを担う人材の育成に貢献していく予定です。

遠藤川内村村長の講義
遠藤川内村村長の講義
川内村住民とのディスカッション
川内村住民とのディスカッション