HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

古写真アルバム「ボードインコレクション」が登録有形文化財に答申されました。(附属図書館)

古写真アルバム「ボードインコレクション」が登録有形文化財に答申

説明会・撮影会 ホームページでの公開の様子
説明会・撮影会 ホームページでの公開の様子
「東山手から大浦天主堂を望む」 「グラバー庭園でのパーティ」
「東山手から大浦天主堂を望む」 「グラバー庭園でのパーティ」

文化審議会は,3月19日,長崎大学が所有する古写真アルバム「ボードインコレクション」を登録有形文化財として登録するよう,文部科学大臣に答申しました。文化財名は「ボードイン収集紙焼付(やきつけ)写真」とし,美術工芸品としては全国で10件目の登録で,紙焼き写真では全国初の登録となります。
アルバム4冊,写真528点からなる「ボードインコレクション」は,オランダ人医師で小島養生所(本学医学部の起源)の第2代教頭,アントニウス・ボードインが,弟で駐日オランダ領事であったアルベルト・ボードインと協力し,幕末から明治初頭にかけ撮影・収集したもので,2007年秋に本学がボードインのご子孫からこの写真集を譲り受けました。トーマス・グラバー等の外国人や坂本龍馬をはじめとする志士たちが活躍した幕末の長崎の写真を多く含み,今回の答申では長崎の異文化交流の歴史が高く評価されたと言えます。
「ボードインコレクション」に含まれる写真はすべて電子化しており,附属図書館ホームページ(http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/bauduins/)において公開しています。
なお,本学では「瓊林(けいりん)会館」「経済学部倉庫」「経済学部拱橋(こまねきばし)」の3件(いずれも建造物)が,登録有形文化財としてすでに登録されています。


(平成21年3月・附属図書館)