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長崎高等商業学校(経済学部の前身)名誉教授武藤長蔵の伝記が出版されました

かつて長崎高等商業学校(経済学部の前身)で教授を務め、社会政策・交通論・日英交易史などの研究で顕著な業績を上げる傍ら、長崎の社会・風物にも深い関心を寄せ、現代に繋がる「長崎学」の先鞭をつけた武藤長蔵(むとう ちょうぞう1881 - 1942)の伝記が長崎文献社から出版されました[*]。

同書は武藤の略歴から人物像はもとより、「ムトウイズム」と称された資料探求を核とする厳格な研究姿勢とその成果、芥川龍之介・菊池寛・斎藤茂吉らとの交友、シュモラー・ゾンバルト・クラーク・福田徳三・小泉信三など経済学者との交流、社会経済史学会の設立など、学界の枠を超えて幅広く活用した武藤の足跡が詳しく描かれています。彼が収集した数多くの資料・史料は現在、附属図書館経済学部分館が所蔵する「武藤文庫」に所蔵されており、今なお武藤の遺徳をしのぶよすがとなっています。

長崎偉人伝 武藤長蔵 表紙\\
長崎偉人伝 武藤長蔵 表紙
長崎偉人伝 武藤長蔵 本文
長崎偉人伝 武藤長蔵 本文

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