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経済学部の丸山真純准教授が “スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団2021年度助成金プログラム”および “ 国際文化交流事業財団人物交流派遣・招聘事業”に採択されました

丸山准教授は経済学部において、一貫して異なる言語圏・文化圏間のコミュニケーションを巡る諸課題について社会学的見地からの研究を行っており、この度、“スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団2021年度助成金プログラム”および“ 国際文化交流事業財団人物交流派遣・招聘事業採択”に採択されました。

近年は自国主義の拡がりとともに、異文化を多様性としてではなく異質性としてネガティブにとらえる傾向が強まっており、この傾向が昨年来の新型コロナウウィルスの蔓延によりさらに加速されているとの懸念も高まっています。この社会状況において、これまで以上に異文化交流の重要性が高まっていることから、丸山准教授は令和3年度後期より1年間ユバスキュラ大学(フィンランド)滞在し、この課題に対しての解決策を示唆する研究に取り組む予定です。よって、今回“スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団2021年度助成金プログラム”および“ 国際文化交流事業財団人物交流派遣・招聘事業採択”に採択されたことで、社会のダイバーシティ促進に積極的に取り組んできた北欧諸国の実情についての研究進展や長崎大学が推進するプラネタリー・ヘルスの学際的研究に貢献することが期待されます.。

また、丸山准教授はその高度な語学力を活かし、長崎大学経済学部が数年前から展開している「国際ビジネスプログラム」(グローバル・ソーシャル・レスポンシビリティ・マインドを醸成し、多様な文化・歴史的背景を理解しつつ各々の利害対立を乗り越えて解決を目指す志を育成する)の中心メンバーとして業務にあたっており、今回の北欧諸国での研究機会を得たことから、本プログラムの受講学生はもとより、その他の学生にも授業を通してその成果が還元されることが期待されます。

丸山真純准教授

丸山真純准教授
−片淵キャンパスにて撮影−