HOME > NEWS > 詳細

News

ここから本文です。

「平成20年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加して」総務部企画課企画班 大久保慶子

平成20年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加して

総務部企画課企画班   大久保 慶子

この研修は,平成20年9月6日から9月27日までの間,中国北京にある北京教育学院で行われました。今回の参加者は学生が14名,私達職員が2名で,基本的に午前中は3クラスに分かれて中国語の授業を受け,午後は全員一緒に中国の文化体験など課外活動に取組みました。
午前中の授業は,宿題が毎日あり予習復習が大変でしたが,私は毎日この授業を本当に楽しく受けていました。基本的には授業はテキストに沿って進められていくのですが,ただ単にテキストを読んで文法を習っていくのではなく,会話を多く取り入れて私達生徒が発言する機会が多くあったように思います。先生はテーマを私たちに投げかけて,それについてどう思うか,自分自身はどんな経験をしているか等を話すようにしてくださったので,このおかげで自分自身が思っていることや伝えたいことをどう言うのかの勉強が出来たと思います。
課外活動で一番印象に残っているのは太極拳です。太極拳と言っても,私たちが行ったのは1人1本の棒を持ち,ペアになって型どおりに打ち合うというものでした。最初は難しくてなかなか先生のようには出来ませんでしたが,練習するにつれて上達し,ペアで上手く出来た瞬間は本当に嬉しかったです。太極拳は全部で2回あり,2回目には私にとってはかなり高度な技もあって,覚えきれずあやふやになってしまった所もありました。それでも先生は熱心に教えてくださったので,私も精一杯やることができ,最
後にはみんなでポーズを決めて写真撮影をしたのが印象深いです。
全員で太極拳のポーズ
全員で太極拳のポーズ
今回の研修で大きな収穫になったと思うのが,学生との交流です。私は普段の業務では学生に接する機会は全くありません。ですので,初めのうちは学生にどう接していい
か少し戸惑うこともありました。しかし,毎日一緒に様々な活動を行っていくうちに,本当にみんなが仲良くなっていきました。また,みんなは遊ぶときは遊んで,勉強や劇
の練習などやるべきことはしっかりと真剣にやっていたので,わたしも学生から良いプレッシャーを受けて,勉強も課外活動も力を入れて取組むことができました。寝る間も
惜しんで,劇や代表挨拶の練習をしたことは忘れられません。普段学生と一緒に過ごすことはないため,正直言ってそれが本当に嬉しかったです。
そして,本来の目的である中国語も,研修前に比べて成長したと本当に思います。私は大学生の頃中国語を勉強していましたが,長い間中国語にふれていなかったこともあ
り,北京でしっかりやっていけるか不安でした。しかし,長崎大学の先生や学生,そして北京教育学院の人たちに恵まれて,非常に充実した3週間を過ごすことができました。この北京教育学院は,こぢんまりとした大学ですが,私はそれが逆に良かったと思います。学校が小さいので,先生や,中国や他国の学生と仲良くなりやすいの です。この利点を生かして,教育学院にいる間は,極力自分から中国語を使うように心がけ,中国人の先生や食堂のお姉さん,中国人の友だち,他国の留学生を 見つけては度々話をしていました。私の文法や発音はめちゃくちゃでしたが,相手がみんな私の話をちゃんと聴いてくれたので,私は彼らと話をすることが楽し くて仕方なかったです。この3週間の研修で劇的に語学力が上がったとは言い切れませんが,私の中では確実に成長したと思っています。日本人はもちろん中国 人の友だちが増え,帰国してからもお互いに連絡を取り合っているので,中国語に対するモチベーションも上がります。

先生とクラスメイトと
先生とクラスメイトと

「鳥の巣」の前で
「鳥の巣」の前で


一緒にこの研修に参加した長崎大学の学生や山口さんが中国語を頑張っている様子や,中国の先生や友だちともっと流暢に話したいという気持ちを励みに,これからも勉強を続けていきたいと思います。長崎大学では,中国の教育研究施設との学術交流や,中国人研究者・留学生の受け入れを行っていますので,将来それに少しでも貢献できるように,努力していきます。
最後になりますが,引率してくださった永井先生と楊先生,研修中ずっと明るく盛り上げてくださった山口さん,研修中共に過ごした学生の皆さん,快く研修に送り出してくださった企画課の皆さんをはじめ,お世話になった方々,本当にありがとうございました。