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「第5回長崎平和大学〜平和と長崎の歴史を学ぶバスハイク〜」を開催

 被爆体験講話に耳を傾ける留学生

被爆遺構を見学する留学生
被爆体験講話に耳を傾ける留学生 被爆遺構を見学する留学生

 

 長崎県内各大学等で組織する長崎地域留学生交流推進会議は,6月4日,「第5回長崎平和大学〜平和と長崎の歴史を学ぶバスハイク〜」を開催しました。

 この長崎平和大学は,長崎県内の大学に4月に入学した留学生を対象として,長崎への理解を深めてもらうために同会議及び長崎県・長崎市が主催し,財団法人中島記念国際交流財団の助成と長崎県交通局(長崎県営バス)の協力を受けて,平成21年度から春・秋の年2回実施しているものです。今回の平和大学には県内9大学から20ヶ国255名の新規渡日留学生が参加しました。

 留学生はまず,午前中に長崎大学中部講堂にて行われた被爆体験講話に耳を傾けました。今回は,昨年5月にオランダで開催された「海外原爆展」でも被爆体験を講話された奥村アヤ子さんをお迎えしました。奥村氏は原爆の悲惨さ,悲しみや苦しさを次世代を担う子供たちに与えてはならないと世界に向けて核兵器廃絶を訴え続けています。

 午後からは平和案内人(ボランティアガイド)の説明を受けながら平和公園,原爆落下中心地等の被爆遺構を見学し,平和への思いを新たにしました。その後,長崎原爆資料館,長崎歴史文化博物館を見学し,留学地長崎への理解を深めました。
 参加した留学生からは,長崎の事がよく理解できた,もっとこのような活動の機会を増やしてほしい,など多くの意見が寄せられました。
 秋には10月新規来日留学生を対象に,第6回目を開催する予定です。