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長崎大学入試問題作成に関するFDを開催

 8月30日,平成23年度長崎大学入試問題作成に関するFDを「入試問題作成の現状と問題点」と題して開催しました。このFDは,中期目標・計画に掲げる「アドミッションポリシーに基づく学生の受け入れ」を実効あるものにするため,また受験生からの信頼が得られるよう,良質な入試問題を作成することを目的として昨年度から実施しているものです。

 今年度は,昨年度のアンケート結果をもとに,作題に関する総論的な内容ではなく各論的な内容で企画し,作題等の経験者あるいは未経験者の教員約30名の参加がありました。

 FDは,片峰茂学長の挨拶から始まり,山口恭弘副学長による趣旨説明,その後,本学の作題・点検を経験した名誉教授である河野通明氏,後藤信行氏,河野功氏を講師として,「生物,物理及び化学のそれぞれの作題経験を通じて」を演題として講演を実施しました。

 最後に,高校教育に精通した教員をコーディネーターとして,3名の講師に山口副学長を交え,「選抜性の高い問題とは」をテーマとして総合討論を実施しました。

 総合討論では,作題委員の選考方法,作題委員の意識改革,作題委員へのインセンティブ,問題の差別化・難易度,作題マニュアルの作成等に関し活発な討論が展開されました。

 参加者からのアンケートでは,「作題に関し勉強になった」,「良問作成のポイントが分かった」,「このようなFDは義務化すべきだ」,「学部独自科目の作題(大学院含む。)にも応用できる」など感想をいただくとともに,新たな課題が発見される有意義なFDとなりました。

片峰学長による開会挨拶
片峰学長による開会挨拶

山口副学長による趣旨説明
山口副学長による趣旨説明

河野名誉教授による講演
河野通明名誉教授による講演

後藤名誉教授による講演
後藤信行名誉教授による講演

河野名誉教授による講演
河野功名誉教授による講演