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平成23年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加して



 平成23年9月3日から9月24日までの間、中国の北京にある北京教育学院で行われた平成23年度長崎大学海外短期語学(中国語)研修に参加しました。本研修は、本学学生を対象に実施している長崎大学海外短期語学留学プログラムに事務職員が参加する形で、参加者は学生が47名と職員私1名でした。

 日本(長崎)を出発して、飛行機の遅れ(故障)もあり大連を経由して16時間の長旅の後、北京教育学院へ到着したのは、夜中1時過ぎでした。でも、疲れを感じることもなくこれから始まる研修に期待が膨らむばかりでした。研修は、4クラスに分かれ午前中を講義中心とし、午後からは、中国語の実践と文化体験などの課外活動に取り組みました。午前中の講義では、中国語、時には英語を交えて講義が行われ、眠気を覚えず耳を傾けている自分に驚きを感じました。また、毎日、課題が出され、会話を中心とした講義、ゲームやジョークを交えた講義に時間を忘れるとともに、先生方の教える技量について感心したものでした。中国語の実践では、市民へのインタビュー、買い物、家庭訪問、学生交流と胸躍り、課外活動では、太極拳、剪紙、中国音楽、雑伎観賞に夢中となり、故宮、天安門、万里長城、頤和園等へ出掛けては遊び心を取り戻しました。修了式では、クラスごとに中国語で演劇の課題が与えられ、クラス全員で台本を考え、翻訳、振り付けと練習をしたことは忘れられません。地下鉄やバスを利用して街の散策、食べ歩き、日々の日用品の買い出しにと北京の生活に馴れ親しみました。

今回の研修は、長崎大学での最初の仕事として留学生関係に携わり、学術交流の打合せ及び文部科学省の9月入学支援事業での調査として中国への出張、国際交流課での職務経験等、今回その経験を膨らませるため、また、自分の言葉で、その国の言葉で学生や大学との交流ができればとの想いを持ち続けているおり、中国語の環境の中へ自分を置きながら集中的に中国語を勉強する機会は魅力的なものでした。また、中国語の他にもうひとつ大切なものを得ることができました。学生との交流です。今年7月より、国際交流課から学生支援課で仕事をさせて頂いている私にとって、研修期間中、学生と一緒に講義を受け、課外活動に参加、北京の街の散策と、学生と目線を合わせ過ごした3週間は大きな意味がありました。大学職員として望んだ初心を振り返るとともに、学生支援というフィルードで学生の視点に立った幅広い支援を考え行っていきたいと思っています。併せて、学院で研修を受けている他の国の人達と出会い、言葉を交わし、自己を発見し学び高め、次の目標へチャレンジするやる気を育むことができました。

 でも、何よりも今回の研修の中で一番心に残ったことは、研修最後の夜、学生47名から私宛への言葉とともに3週間の思い出のスナップで綴られた手作りのアルバムを贈られたことでした。毎日、勉強に遊びに忙しく過ごした中で知らない間に作られたアルバム。大切に側に置いて一生の宝物として、これからの仕事の励みにしていきたいと思っています。

 最後に、貴重な経験をさせて頂いた関係者の皆様、快く研修を送り出して頂いた学生支援課の皆様、引率して頂いた永井先生、楊先生、また、研修を一緒に過ごせた学生の皆さん、本当に有り難うございました。           

          
        

 

          学生支援部学生支援課 木原 誠治

太極拳を体験
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国際交流
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担任の王先生と
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大切な思い出

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