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工学研究科の松田浩教授と生産科学研究科博士後期課程3年生の出水享さんが公益社団法人プレストレストコンクリート工学会論文賞を受賞

大学院工学研究科 松田 浩 教授

大学院工学研究科
松田 浩 教授

大学院生産科学研究科博士後期課程 3年生 出水 享 さん
大学院生産科学研究科博士後期課程
3年生 出水 享 さん

賞状

5月16日、大学院工学研究科の松田浩教授と、大学院生産科学研究科博士後期課程3年生の出水享さん(インフラ長寿命化センター産学官連携研究員)及び佐賀大学大学院工学系研究科の伊藤幸広准教授、ほか2名は、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会から「光学的全視野ひずみ計測法を用いた応力解放法によるPC構造物の現有作用応力測定法に関する研究」と題した論文で論文賞を受賞しました。

プレストレストコンクリート(PC)構造とは、引張強度の小さい鉄筋コンクリート(RC)構造に対して、予め圧縮応力を与えることで引張り応力度が生じないように補強した構造形式で、日本の橋を例にとると、約4割にこの構造形式が使用されており、わが国のインフラを支える重要な構造物の一つです。

受賞論文は、今後のPC構造物の安全性評価,維持管理に必要なPC構造物に導入されているプレストレスト量の推定方法に関するものであります。本技術は、日経コンストラクション(2011年8月8日号)にも掲載され、実務的にも高く評価されていると考えています。本研究チームは、今後も、インフラ長寿命化に貢献する技術の開発・研究に邁進していく所存です。