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病院が「国立大学病院のこれから〜医療業界の大地殻変動の中で〜」と題し講演会を開催

講演会の様子

講演会の様子

6月19日、病院は国立大学病院データベースセンター学術支援員の芦田弘毅氏を招聘し「国立大学病院のこれから〜医療業界の大地殻変動の中で〜」と題して講演会を開催しました。

講演会は、病院スタッフに、診療報酬制度の変革、医療に対する社会の声など目まぐるしく変化する医療業界の日々の業務に敏感な視点を取り入れてもらうよう病院が企画。河野茂病院長をはじめとする、医師、コメディカル、事務職員などの病院スタッフ約70人が参加し、熱心に聞き入りました。

講演の中で芦田氏は、「国立大学病院を含めた医療業界は大きく変化している。病院を支える各スタッフがそれぞれの力を結集してこそ患者さんの満足度が高まり、病院も良くなる。そのためにも豊富な電子データを活用・駆使した経営スタッフとしての感覚やマネージメントが必要!」と訴えました。
また、眼科の手術データを例に挙げ、「手術件数の多さだけで単純に評価できない。大学病院でしかできない手術の内容がある」と指摘。地域の中で大学病院に求められる機能を明確にして、地域を含めた病院経営を考える大切さを示されました。つづいて、CTやMRIなどの高額な医療機器が分散している点にも触れ、国が進める病院の集約化の意図について言及。こうした国が進める効率化の下、職員一人ひとりの敏感な対応や意識改革が国立大学病院の活性化につながることを強調されました。