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地域に根ざした特色的研究

(1)長崎の地域的,地理的特徴(離島,斜面,過疎)に関する研究

 長崎県の高齢化は他県に比べ進んでおり,特に離島・過疎地においてはその傾向が著しくなっています。このため情報通信の発達を積極的に取り入れた医療・福祉支援機器等を充実させる必要性が高く,患者の生活の質(QOL,Quality of Life)に配慮した,患者に苦痛など負担をかけない検査・診断が可能な生体の非侵襲センシング技術の開発が不可欠です。

 長崎大学工学部と同医学部は相互交流を図り,「QOL医療診断に向けた非侵襲センシング技術」の開発を産学官共同研究事業として行っています。これを核にして新たな共同研究への展開を行うことで地域産業の活性化を図るとともに高度医療診断技術の拠点形成を行おうとしています。

 また医歯薬学総合研究科には離島やへき地の医療・福祉に関する研究開発に特化した「離島・へき地医療学講座」を設置しています。五島市に活動拠点「離島医療研究所」を置き,住民のニーズにあった医療・福祉を展開するための基礎研究(離島・へき地の地域医療専門家養成の教育システム,ITを利用した地域医療情報システム,離島・へき地の健康,疾病に関する疫学的調査など)を行っています。

(2)都市エリア産学官連携促進事業(発展型)

 文部科学省の委託事業である都市エリア産学官連携促進事業(発展型)において、長崎県が「非侵襲センシング技術を活用した人に優しい予防・在宅医療システム」の課題を平成20〜22年度の実施期間で受託したことに伴い、本学はその研究について長崎県より再委託を受けました。
 長崎県では、医療施設へのアクセス難に加え、高齢化が際立つ離島・へき地などを多数抱えており、これら地域住民の予防・在宅医療システム構築は急務となっています。
 本事業では、都市エリア産学官連携促進事業(一般型)で開発した非侵襲センシング技術を基に、肺音検査システムや排尿管理システムの構築および血糖値計の精度向上を図り、本人や医療行為が制限されている看護士・介護士など実務者が、家庭や病院等のベッドサイドで被験者の健康状態をチェックできる健康機器の製品化に取組んでいます。
 また、携帯電話等を介してこれら機器と既存の医療ネットワークとを繋ぐ予防・在宅医療システムを試作し、離島・へき地の医療機関、介護施設等や本学病院の協力による現地試験でこのシステムの有効性等を検証し、人に優しい新しい予防・在宅医療システムの在り方となる「長崎方式」を確立することを目指しています。

都市エリア事業 長崎エリアHP((財)長崎県産業振興財団)

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