教育・学生生活Education / Student Life

授業科目の構成

新入学生の皆様へ

 長崎大学へのご入学,おめでとうございます。我々教職員一同,心から歓迎します。皆様は,この長崎大学で何を学び,どのようなキャンパスライフを送ろうとされていますか。きっと専門知識をしっかりと身に付け,社会に羽ばたこうと思っておられるに違いありません。我々も皆様の希望が叶えられるよう十分にサポートしたいと考えています。
 さて,大学での学びは皆様が選ばれた各学部のカリキュラムを中心に展開されますが,1年次~3年次にかけては,大学入学時までに培われてきた総合的な学力を前提に大学での学びの基礎となる能力と態度を育成する教養教育を受講しなければなりません。教養教育は,高等学校までの学習か ら大学での学修への転換を図るとともに,長崎大学が掲げる共有学士像(各学部を卒業する時に備えていなければならない資質,能力を明確にした もの)の基盤を形成するために非常に重要です。次に,共有学士像を示します。


1)研究者や専門職業人としての基盤的知識を修得している
2)自ら学び,考え,主張し,行動することができる
3)地球環境と社会の多様性を理解することができる
4)グローバルな視点で,地域社会及び将来世代に貢献する志を身につけている


 これらの共有学士像は,長崎大学の理念に沿ったものであり,社会に羽ばたくために不可欠な資質・能力と考えています。現在,社会から皆様に対して,「前に一歩踏み出す力」,あるいは「協同して働くことができる力」など様々な能力の獲得の要請がなされています。これらは,社会人基礎力や21世紀型スキルとも呼ばれ,これらを身に付けていなければ,社会の一員として受け入れられることが難しくなります。


 この状況のもと,長崎大学においては,平成24年度から教養教育を一新しました。それは,モジュール方式の採用です。従来は社会科学,人文科学,自然科学などの領域を幅広く学ぶ方式を採用しておりましたが,平成24年度からは現代社会の課題となっているテーマを取り上げ,それぞれのテーマを核とした科目群から構成されるモジュール方式を採用しました。同じカテゴリーの中から,モジュールⅠ科目,モジュールⅡ科目のテーマをそれぞれ1つずつ選択すると,選択したテーマの中の3科目が必修となります。ここでは主体性や協働性を涵養するようアクティブラーニングを導入した授業が展開されます。モジュール方式による教育の成否は,皆様と教員の円滑なコミュニケーション,並びに皆様が自主的に学ぼうとする態度にかかっています。自分が学びたいと思ったテーマを選んで,それを徹底的に学び,社会から求められている能力の育成を図っていただければと思います。


 そして,4年後,6年後の卒業のときには胸を張って国際社会へ巣立って行かれることを希望しています。グローバル化した社会は,共有学士像で示された人材を求めています。期待を込めて,皆様に最大限のエールを送りたいと思います。


授業科目の構成

教養教育
教養ゼミナール科目
教養ゼミナール科目の構成
授業科目名 必修 選択
初年次セミナー 1  
情報科学科目
情報科学科目の構成
授業科目名 必修 選択
情報基礎 2  
健康・スポーツ科学科目
健康・スポーツ科学科目の構成
授業科目名 必修 選択
健康科学 1  
スポーツ演習   1
キャリア教育科目
キャリア教育科目の構成
授業科目名 必修 選択
キャリア入門   1
地域科学科目
地域科学科目の構成
授業科目名 必修 選択
長崎地域学 1  
外国語科目(英語・初習外国語)
外国語科目(英語・初習外国語)の構成
授業科目名 必修 選択
(英語)英語コミュニケーションI~III 各1  
(英語)総合英語I~III 各1  
(英語)Advanced EnglishI/II 各1  
(初習)ドイツ語I~IV 各1  
(初習)フランス語I~IV 各1  
(初習)中国語I~IV 各1  
(初習)韓国語I~IV 各1  
全学モジュールI科目
全学モジュールI科目の構成
授業科目名 必修 選択
学年の始めに告示    
全学モジュールII科目
全学モジュールII科目の構成
授業科目名 必修 選択
学年の始めに告示    
学部モジュール科目
学部モジュール科目の構成
授業科目名 必修 選択
学年の始めに告示    
自由選択科目
自由選択科目の構成
授業科目名 必修 選択
学年の始めに告示    
留学生用科目
留学生用科目の構成
授業科目名 必修 選択
日本語上級I   2
日本語上級IIa   2
日本語上級IIb   2
日本事情   2