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<東日本大震災・支援活動>

(5)高齢化対策への医療支援の試み

2017年12月31日

   平成29年の年の瀬にあたり、新年につなげるための福島支援の新たな取り組みを紹介します。川内村復興推進拠点に加えて、富岡町でも本学スタッフの定期的現地訪問が始まり、帰還された住民への放射線リスクコミュニケーションが継続されています。
   11月に今後の支援ニーズの情報交換と高齢化対策について、本学からの視察調査が現場で行われました。すでに原発事故直後の避難住民を対象とした摂食・嚥下ケア事業が南相馬市を対象に試みられ、本学からの医療支援が素晴らしい成果を上げていました。その実績を元に、今回も相双保健福祉事務所や原町保健センターにおいて、本学歯学部教員らを中心とした協議が行われ、さらに川内村では、社会福祉協議会、保健福祉課、国保診療所の関係者らと忌憚のない意見交換が行われました。
   全国どこでも高齢化の問題は避けられず、地域のニーズに応えると共に、一人一人の健康を考えた対応、とりわけ骨折予防や認知予防、そして肺炎などの感染症予防が大切となります。川内村でも、口腔ケアに加えて摂食・嚥下ケアを指導することで手軽に健康増進が可能となります。医食同源の一助となるべく、地域と連携しながら本学のスタッフや学生の派遣による新たな医療支援が始まろうとしています。


川内村保健・福祉・医療複合施設『ゆふね』での協議に参加した関係者一同