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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

(7)長崎くんちの演し物

2018年02月28日

   長崎くんちは、諏訪神社の氏子にあたる市内59の町が7組に分かれて7年に一度、当番の踊り町が演し物を神前に奉納する国の重要無形民俗文化財です。毎年10月7日から9日までの3日間開催されます。平成30年の踊り町の一つが樺島町であり、その勇壮な太鼓山(コッコデショ)は有名です。このコッコデショのかつぎ棒に福島原発事故後一時全村避難を余儀なくされた川内村のヒノキが初めて使用されます。
   長崎からの福島支援の架け橋は、大学以外にも多彩ですが、その一人井村啓造さんは「長崎の夢の請負人」であり、震災復興の応援団でもあり、放射能や放射線に関する風評や偏見、先入観の払拭にも協力いただいています。昨年ノーベル文学賞を受賞した長崎市出身のカズオ・イシグロ氏にもコッコデショを見に来てくれるように尽力されています。長崎の歴史と文化を学ぶことで、災害や日本の禍機からの復興と世界平和の貢献に繋がるものと期待されます。