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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

川内村から長崎大学へ奨学寄附金が贈呈されました

2018年05月30日

   このたび、長崎大学が復興推進拠点を設置している福島県川内村から、長崎大学に200万円の寄付金をいただくことになり、5月28日に贈呈式が行われました。
   長崎大学・川内村復興推進拠点では、住民の被ばく線量評価をもとにしたきめ細かいリスクコミュニケーションを通じ川内村の復興支援を行ってきました。拠点では、これに加えて、川内村の次世代を担う若い世代に放射線被ばくと健康影響や、長崎原爆や雲仙普賢岳災害からの復興の道のりを学んでもらうことを目的とした「復興子ども教室」を実施するなど、より幅広い復興支援活動を展開してきました。
   今回、「復興子ども教室」に加え、川内村が現在直面している高齢化に対する支援活動の1つである「口腔保健支援事業」の実施に対し、村として支援し、事業により能動的に関わっていくことを目的に、長崎大学へ奨学寄附金200万円を贈呈することをお決めいただきました。贈呈式では、遠藤雄幸村長からさらなる連携についての期待が述べられました。これに対し、本学の山下俊一学長特別補佐は今回の寄付に対する感謝の言葉を述べ、長崎大学は今後も川内村の復興・発展に協力していくことを表明しました。長崎大学・川内村復興推進拠点では、川内村より贈呈いただいたこの奨学寄付金を活用し、村の復興に向けた取り組みを一層強化していく予定です。

贈呈式の様子
(左から)猪狩貢副村長,遠藤雄幸村長,山下俊一学長特別補佐,高村昇教授