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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

「福島県川内村における『キノコマップ』の作成」について

2015年11月24日

 長崎大学原爆後障害医療研究所は、11月24日付で米国の科学専門雑誌「Peer J」に「福島県川内村における『キノコマップ』の作成」についての論文を発表しました。
「Peer J」に発表された「福島県川内村における『キノコマップ』」に関する論文は、長崎大学が平成25年度に福島県の川内村復興推進拠点を設置後、住民の協力のもと研究を実施したもので、村内におけるキノコ中の放射性セシウム濃度の分布を調査したものです。

   1986年に発生したチェルノブイリ原発事故では、事故後、キノコ類に放射性セシウムが濃縮され、これを摂取することが住民の内部被ばくの原因になっていました。このことを踏まえ、川内村で採取されたキノコ中の放射性セシウム濃度を測定し、採取場所をあわせて記録することで、キノコに含まれる放射性濃度と採取場所が一目でわかる「キノコマップ」の作成が重要と考え、調査を実施したものです。

【論文】 Radiocesium concentrations in wild mushrooms collected in Kawauchi Village after the accident
           at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant
こちらでダウンロードできます)