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日本薬物動態学会第35回年会において医歯薬学総合研究科博士前期課程2年の野田健太さん(医薬品情報学分野)が優秀口頭発表賞を受賞

医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻博士前期課程2年の野田健太さん(医薬品情報学分野)が、日本薬物動態学会第35回年会(令和2年12月1日、Web開催)において優秀口頭発表賞を受賞しました。
受賞対象となった発表は「肺がん細胞指向性を有するマクロファージ細胞由来細胞外小胞の開発」と題するものです。
本研究はがん治療薬の新たなモダリティとして期待されているマクロファージ細胞由来の細胞外小胞(EV)をモデルとして、肺がん細胞に結合性を示すペプチドを有する研究室独自の機能性脂質を修飾した機能化EVの調製とその機能性評価を行いました。結果として、高品質な製剤開発が期待されているマイクロ流体法を用いて、機能化EVの調製に成功し、肺がん細胞への高い結合性を有していることを明らかにしました。また、本新規調製法を用いて、機能化EVにより肺内動態を制御できる可能性を示しました。今回その重要性と今後の有用性が高く評価され本賞の受賞に至りました。

博士前期課程2年 野田健太さん

博士前期課程2年 野田健太さん
(医薬品情報学分野)

日本薬物動態学会 優秀口頭発表賞 賞状
賞状