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女性研究者拡大支援にむけた講演会を開催

 平成22年11月5日,お茶の水女子大学前学長,郷通子先生の講演会「女性が研究者として生きる道」を良順会館で開催し,120名余の方が参加しました。

 まず,二人の子育てをしながら,研究者として国際的に評価された研究「たんぱく質の立体構造の単位であるモジュール概念の提唱」についてお話しされました。また,子育ての期間は,研究生活の中で,そう長くないこと,一時的なことであることを強調され,研究生活を長いスパンでとらえるとともに,子育て期間の支援の必要性を語られました。

 名古屋大学を定年退官後は,女性研究者としての経験を役立てたいという御意志のもと,精力的に活動され,特に,お茶の水大学学長(2005-2009)としての数々の取り組みや,日本における女性研究者の地位を国際比較しながら説明され,日本における女性研究者の拡大の必要性を訴えられました。研究はもちろん,子育ても楽しみながら,自然体で両立されてきたことを穏やかに,そして力強く語りかけ,参加者は熱心に耳を傾けていました。

 終了後は,女性研究者を中心に,先生を囲んでの「サイエンスライフカフェ」の時間が設けられ,短時間ではありましたが,活発な質疑応答がなされました。

講演する郷先生
講演する郷先生

会場の様子
会場の様子

サイエンスライフカフェの様子
サイエンスライフカフェの様子