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平成21年度長崎大学解剖体慰霊祭を挙行しました。(医歯薬学総合研究科学術協力課)

平成21年度長崎大学解剖体慰霊祭を挙行

弔辞を述べる学生代表\ 参列者による献花 謝辞を述べる松山医学部長
弔辞を述べる学生代表 参列者による献花 謝辞を述べる松山医学部長

医学・歯学の発展のため自らの身を捧げられた方々の御霊に感謝し,ご冥福をお祈りする平成21年度長崎大学解剖体慰霊祭が,11月5日,医学部記念講堂において,ご遺族,余光会(系統解剖のために献体することを目的とする篤志家の団体)会員をお招きし,医学部長,歯学部長ほか学内外関係者並びに学生ら約300人が参列する中,厳かに執り行われました。
医学部及び歯学部では,この1年間で系統解剖の学生実習や病気の原因・治療効果の病的変化を調べる病理解剖のために,79体のご遺体を提供いただきました。
医学部室内合奏団の演奏の中,医歯薬学総合研究科生命医科学講座の岡本准教授と医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設放射線障害解析部門の中山准教授による新霊位御尊名奉読の後,参列者全員による黙祷を行い,松山医学部長が「尊いご遺体のご提供は,長崎大学の医学・歯学の教育並びに基礎及び臨床研究の進歩と発展に対する,何物にも代えがたい,もっとも大きな貢献でありました。」と慰霊の辞を捧げられました。また,関係教室代表の六反田教授,余光会の田村士郎会長の弔辞に引き続き,学生代表の医学部2年福田さんが「医学・歯学の更なる発展のためにご献体くださいました方々,深いご理解を下さいましたご遺族の皆様方の御意志と御心に背かぬよう学業に励み,将来,立派な医師・歯科医師となることを誓います。」と弔辞を述べました。
その後,参列者全員が白菊を祭壇に献花して,御霊のご冥福をお祈りし,ご遺族代表の保坂元子氏から「これからの医学・歯学の将来を担った学生の方々の活躍を期待致します。」との挨拶があった後,「ご献体いただいた方の篤いご意思と,ご参列いただいたご遺族の方に改めてお礼申し上げます。」との医学部長の謝辞を最後に,式は滞りなく終了しました。


(平成21年12月 医歯薬学総合研究科学術協力課)