原爆犠牲者慰霊祭を挙行しました。（医歯薬学総合研究科学術協力課）

原爆犠牲者慰霊祭を挙行

式辞を述べる河野医学部長	被爆後の惨状を語られる難波名誉教授
献花台に花を供える参列者	御遺族を代表して挨拶される角尾氏

原爆死没者教職員及び学生８９７名の御霊を慰めるため毎年実施されている原爆犠牲者慰霊祭が，本年も８月９日，医学部記念講堂において，御遺族，教職員ら約３２０名出席のもと開催されました。
まず河野医学部長から，「私たちは医療人です。私たちができることは，医療を通じて世界の安寧に寄与することです。世界の先頭に立って被爆医療学の確立を目指し，今いる以上の被爆者を生み出さない社会となることを望みながら，核によって犠牲になった世界の被爆者のご冥福をお祈りします。」と式辞が述べられた後，午前１１時２分，長崎市のサイレンと時を同じくして参列者全員で黙祷を捧げました。
次いで，原爆投下当時，長崎医科大学に在学中であった難波雄哉名誉教授から，当時の惨状を追想するお話をいただいた後，齋藤学長ほか大学関係者，御遺族ら参列者全員による献花が行われ，河野医学部長挨拶の後，最後に，御遺族を代表して角尾澄夫氏からの挨拶をいただき，慰霊祭は終了しました。
慰霊祭終了後，医学部福利厚生棟において，学徒遺族会，教職員遺族会及び看護師遺族会合同の追悼懇談会が行われました。

（医歯薬学総合研究科学術協力課）

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