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医歯薬学総合研究科(薬学系)の山吉麻子教授が領域代表者として提案した研究領域が、令和2年度科研費 学術変革領域研究(A)に採択されました。

   医歯薬学総合研究科(薬学系)の山吉麻子教授が領域代表者として提案した研究領域「マテリアル・シンバイオシスのための生命物理化学」が、令和2年度科研費 学術変革領域研究(A)に新規採択されました。本種目と前身の新学術領域研究を通して、本学教員が領域代表者として採択されたのは、今回が初めてです。

   学術変革領域研究は、従来の新学術領域研究(研究領域提案型)を発展的に見直し、次世代の学術の担い手となる研究者の参画を得つつ、多様な研究グループによる有機的な連携の下、様々な視点から、これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを先導することなどを目的として令和2年度に創設するものです。研究期間は5年間で、最大3億円/年の研究費が配分されます。令和2年度は、計20研究領域が採択されました。

   山吉教授が開拓しようとしているのは、物質共生のための斬新な生命物理化学研究領域であり、その領域の研究概要を以下に記します。

【研究概要】
   生体内では、腸内細菌叢など「非自己」との共生形態が成立し、生命維持の基盤となっている。一方でバイオ医薬品や生体適合材料など様々な機能性分子が開発されているが、これら「非自己物質(マテリアル)」と生体との共生は真の意味で達成されていない。本研究領域は、生体とマテリアルとの共生形態を「マテリアル・シンバイオシス(物質共生)」と定義し、マテリアルー生体分子間に示される弱い相互作用に基づく協同性作用の解明とその時空間的な解析により、物質共生とは何かを解明する。さらには、「マテリアル・シンバイオシスのための生命物理化学」という新たな学問分野を世界にさきがけて開拓する。

河野学長と永安理事に採択結果を報告した後の記念撮影

河野学長と永安理事に採択結果を報告した後の記念撮影

 

山吉教授が研究領域について説明する様子

山吉教授が研究領域について説明する様子

 

※令和3年度学術変革領域研究(A・B)の公募が開始しました。

公募期間:2020年11月24日〜2021年1月28日

〇文部科学省 令和3年度学術変革領域研究(A・B)の公募について

https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394559_00001.htm

〇研究推進課 学術変革領域研究(A・B)関連サイト(学内専用)

http://gakunai.jimu.nagasaki-u.ac.jp/globird/dsweb/View/Collection-12295

〇学術変革領域研究(A・B)の概要

https://www.ura.nagasaki-u.ac.jp/wp-content/uploads/2020/12/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC1.pdf

 

《本記事に関するお問い合わせ先》

研究開発推進機構 研究推進部門 学術研究支援室

電話:095-819-2208 (内:文教 2208)

メール:senryaku*ml.nagasaki-u.ac.jp (*を@に変換してください)