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HOME>第4回テニュアトラック研究発表会を開催します。

第4回テニュア・トラック助教研究発表会

日時: 平成22年4月21日(水) 午後4時30分〜6時00分
場所: 総合教育研究棟2F 多目的ホール
趣旨: 長崎大学テニュア・トラック助教のうち、工学部所属の鎌田海助教、正田備也助教及び先端計算研究センター所属の江上喜幸助教にこれまでの研究成果の進展状況について発表していただきます。



鎌田海助教 :工学部
 
題目: 無機ナノ材料の光化学合成系の構築
   光と無機材料の接点は太陽電池のようなエネルギー変換、光触媒に代表される化学変換、光造形のような形態変換の分野で利用されてきた。光を基軸とした反応系はクリーンかつ温和な環境調和型プロセスであると考えられる。
 本発表では液相への光エネルギー投入を起点とし、そこから派生する光反応を操り、物理・化学的に統制のとれた半導体酸化物薄膜、ナノ粒子の液相合成系の構築について概観する。

正田備也助教 :工学部
 
題目: Bayesian Data Mining (ベイズ的データマイニング)
   今回は、私の専門分野であるベイズ的データマイニングを紹介します。
 まず、データマイニングとは何かを論じ、そのために計算機で大規模な計算をすることにどんな意味があるかを述べます。
 次に、データマイニングにおけるベイズ的手法について、この手法に特有の推定方法である変分ベイズ推定やマルコフ連鎖モンテカルロ推定が、数学的に複雑だからこそ、計算の高速化が必要であることを述べます。
 最後に私の研究を概観します。

江上喜幸助教 :先端計算研究センター
 
 近年の計算機性能の進歩に伴い、様々な分野においてコンピューター上で物質・材料の設計、評価を行う計算機マテリアルデザインに期待が寄せられている。
 本研究では第一原理量子シミュレーションを用い、次世代電子デバイス素子として有用な材料設計を目的としたナノスケール物質の物性解析を行っている。
  今回、これまでに行った分子ワイヤーや炭素系ナノ材料など、デバイスへの応用が期待されるナノ物質を対象とした電子物性シミュレーションの結果について、研究の基礎となる計算手法にも触れながら紹介を行う。

 
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