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HOME>第5回テニュアトラック研究発表会を開催します。

第5回テニュア・トラック助教研究発表会

日時: 平成22年9月13日(月) 16時30分〜17時30分
場所: 医学部良順会館2F ボードインホール
趣旨: 長崎大学テニュア・トラック助教のうち、医歯薬学総合研究科所属の村松渉助教及び瑙賢二助教の研究発表を行います。



村松渉助教 :医歯薬学総合研究科
 
題目: ポリオール類に対する触媒的精密反応制御
   位置選択的に官能基化されたポリオール系生物活性化合物は、その構造的特徴から通常数工程の保護−脱保護操作を経て合成される。ところが、これら操作は本来合成を行う上で不必要なステップであり、これら操作によって余計な時間的消費が生じるばかりでなく、多大なコストの負荷もかかる。
 そこで、糖類に対する一段階での位置選択的チカルボニル化反応に関する研究を行った。
 さらに、近年グリーンケミストリーの観点から水中での有機合成反応に関する研究が活発に行われている。
 一方で、最も汎用性の高い反応の一つであるアシル化(エステル化)反応を水中で行うことは、反応系が可逆的であるため一般的に困難である。
 そこで、水中における温和な条件での1,2-および1,3-ジオール類に対する選択的モノベンゾイル化反応に関する研究を行った。

瑙賢二助教 :医歯薬学総合研究科
 
 致死性不整脈の分子病態生理を解明するために、遺伝学・電気生理学・細胞生物学的手法を用いた融合的研究を行っている。我々は、先天性QT短縮症候群(SQT)と進行性伝導障害(PCCD)という致死性不整脈患者にそれぞれ、心筋Kチャネル、ギャップジャンションの遺伝子変異を同定した。SQTは心電図QT時間の短縮を特徴とする稀な不整脈である。現在、このKチャネル変異の電気生理学的な機能解析と、不整脈発症の分子メカニズムを検討している。また、PCCDのギャップジャンクションの変異については、非心筋培養細胞株を用いた研究結果をさらに発展させるために、心筋細胞を用いた機能解析法を開発中である。

 
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