Event

ここから本文です。

2023年11月25日(土曜)

環境中に存在する医薬品由来の化学物質は野⽣⿂類にどのような影響を与えるのか

   医薬品は、私たちの病気の治療や健康管理に必要不可⽋なものです。それらは私たちが使⽤した後に、下⽔処理場を経由して⽔界に運ばれます。この様な医薬品由来の化学物質を「環境医薬品」と呼んでいます。近年、これらの化学物質は新たな環境汚染物質として、⽔界に⽣息する野⽣⽣物に影響を及ぼすとの指摘がなされています。しかし、どの様な環境医薬品がどの程度⽔界に存在するのか、それらは野⽣⽣物にどのような影響を与えるのかは、詳しく調べられていません。本シンポジウムでは、私たちが進めている環境医薬品の⾃然界での動体とその⿂類への影響について、調査・実験によって得られた成果を報告するとともに、みなさんと医薬品のあり⽅について考えます。

■⽇ 時:2023 年 11 ⽉ 25 ⽇(⼟曜⽇)13:30-17:00

■場 所:北海道⼤学獣医学研究院 講堂
(札幌市北区北 18 条⻄ 9 丁⽬)

■主 催:環境研究総合推進費「5-2204」
環境医薬品研究チーム(代表機関:⻑崎⼤学)

■共 催:北海道⼤学獣医学研究院

■対 象:市⺠、学⽣等

■開催方法:対面、WEB

■定 員:80 名、WEBには定員は設けておりません

■参加費:無 料

■申し込みサイト
▶会場参加の⽅ :https://forms.gle/eLAX2Wsf4mExP5hSA

▶web 参加の⽅:https://zoom.us/webinar/register/WN_AVWjQEoeTFW51XzHela4cw
*クリックして拡大

■申し込み期限:11 ⽉ 20 ⽇(会場参加は定員になり次第終了)

■プログラム
司 会:村⽥ 良介(⻑崎⼤学) 13:00    
開 場 13:30-13:45 
趣旨説明…環境医薬品問題の概要説明 征⽮野 清(⻑崎⼤学)

13:45-14:30 セッション1:
環境中の存在する医薬品の実態(45分・質疑含)
環境中に存在する医薬品の濃度やその物質としての特徴、それが⿂類に影響を与えやすいかどうかについて考えます。
井原 賢(⾼知⼤学) 中⽥ 典秀(神奈川⼤学)、 永岡 花(神奈川⼤学⼯学部学⽣)

14:30-15:15 セッション2:
環境医薬品の体内での動態(35分・質疑含) ⿂類に取り込まれた環境医薬品が体内でどの様な作⽤を発現するのか、物質としての特徴と合わせて考えます。
宮川 信⼀(東京理科⼤学) 井原 賢(⾼知⼤学)、 ⾦⼦ 蓮司(東京理科⼤学先進⼯学部学⽣)、
⻄村 優佳(東京理科⼤学⼤学院先進⼯学研究科学⽣)

15:15-15:25 休憩(10 分)
15:25-16:10 セッション3:
医薬品が⿂類に与える影響(45 分・質疑含)
⿂類に医薬品を曝露した実験結果をもとに、⾏動や繁殖にどの様な影響を及ぼすのかを考えます。
⻑江 真樹(⻑崎⼤学) 莚平 裕次(⾼知⼤学)
中井 さくら(⻑崎⼤学⼤学院⽔産・環境科学総合研究科学⽣)

16:10-16:15 休憩(5 分)
16:15-16:55 パネルディスカッション(40 分)
16:15-16:30 (15 分) 話題提供1:世界の環境化学物質汚染の実態 ⽯塚 真由美(北海道⼤学) 16:30-16:55 (25 分)
テーマ1:新しい⽔域汚染物質としての環境医薬品
テーマ2:医薬品との付き合い⽅ 16:55-17:00 

閉会挨拶:⽯塚 真由美(北海道⼤学)