
- 1西洋医学発祥の地に生まれた日本最古の医学部を前身とした総合大学
1857年、オランダの軍医ポンペ・ファン・メーデルフォールトが長崎奉行所で西洋医学の教育を始めたことが長崎大学の起源となります。その後、時代が変わるにつれて、新たな学部・研究科が加わり、今では10学部と7研究科、1学環を有する総合大学として、多様な人材が集まる学びの場として成長しています。
自然環境の保護、国際協力による世界平和の実現、そして感染症パンデミックへの対応といった課題は、一見するとまったく異なるものに思えるかもしれません。しかし、これらの課題はすべて地球上の複雑なつながりの中で密接に関係し合っており、全人類にとって切実な問題です。長崎大学はこの広範な課題をプラネタリーヘルス(地球の健康)というテーマで取り上げ、研究と探求を行っています。
地球の未来に向けて、一緒に考え、行動しませんか。
新型コロナウイルスやマラリアなどの感染症、大気汚染による呼吸器疾患など、国境を超える健康問題の解決に積極的に取り組んでいます。
・ワクチン開発と国際保健活動の推進
・産学連連携による各種難病の治療薬開発
・衛星通信を活用した遠隔診断、遠隔治療の実現
気候変動や大気汚染、海洋汚染など環境問題に関する研究や、最先端技術の開発(例: 半導体、AI、IoTなど)において、異分野との連携を重視して取り組んでいます。
・再生エネルギーの開発
・魚食文化の維持と発展
・半導体技術の進化とVR技術を活用した情報発信
世界平和の実現に向けて、核兵器廃絶に向けた研究と提言を勧めると同時に、被ばく医療の分野のトップランナーとして、原子力災害の被災地でリーダーシップを発揮します。
・被ばく医療と核兵器廃絶に関する研究
・被災者に寄り添った復興支援の実践
1857年、オランダの軍医ポンペ・ファン・メーデルフォールトが長崎奉行所で西洋医学の教育を始めたことが長崎大学の起源となります。その後、時代が変わるにつれて、新たな学部・研究科が加わり、今では10学部と7研究科、1学環を有する総合大学として、多様な人材が集まる学びの場として成長しています。
長崎大学の3つのキャンパスは長崎市の中心部にあります。また、2024年度からは長崎スタジアムシティ内にサテライトキャンパスが設置されます。各キャンパスの周辺には飲食店や商業施設が立ち並び、路面電車も走っています。観光施設はもちろん、海や山などの自然にも囲まれ、快適な学生生活を送ることができます。
長崎大学では、授業で学ぶ専門的な知識や技術を、実際の社会で生かす実践的な学びを重視しています。地元企業と連携した社会課題解決プログラムや、離島での教育実習や臨床実習、豊かな自然を舞台にしたフィールドワークなど、地域社会と連携した多彩なプログラムがあります。
長崎大学では、学生が自分の将来のキャリアや生き方を主体的に考えるため、1年生から「キャリア教育」を必修科目としています。キャリアセンターでは、ボランティア活動やインターンシップなどの社会体験の機会を提供し、さらにキャリアアドバイザーによる相談や、企業・業界研究、面接対策などの実践的なガイダンスも提供しています。
長崎大学では、世界55か国・地域から578名(2023.5.1時点)の外国人留学生が学んでいます。留学生との交流イベントも盛んで、特に多文化社会学部では、留学生と日本人学生が共同生活を送る寮も用意されています。また、短期や長期の海外留学プログラムも充実しており、留学を支援する様々な奨学金制度も提供されています。
長崎大学は、長い歴史の中で様々な感染症と闘ってきました。実際に人口当たりの感染症研究者数では日本一です。日本で唯一熱帯病研究を行う「熱帯医学研究所」や、高い安全性が確保された実験施設「BSL-4施設」を整備し、充実した研究設備を有しています。さらに世界にはケニア、ベトナム、フィリピン、ブラジルに研究拠点を持ち、感染症研究のリーダーとしての国際的な地位を築いています。
長崎大学は世界で唯一、被爆した医科大学(長崎医科大学:医学部の前身)を有する大学です。その歴史に基づき、被ばく医療や放射線研究に長年取り組んできた「原爆後障害医療研究所」や、「核兵器廃絶研究センター(RECNA)」などの機関があります。これらに所属する専門家は世界有数の研究成果と、人材育成の実績を持っています。また、1983年から開講している「平和講座」の授業は、全学生が履修することができます。
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日本最古の歴史と世界唯一の経験を有し数多の優秀な人財を輩出しています。
11月12日 長崎奉行所西役所の一室において医学伝習を開始
社会の動向1859年(安政6年) 出島のオランダ商館閉鎖
長崎小島郷稲荷岳に養生所を開設(長崎大学病院の起源)
分析窮理所設置(薬学部の起源)
社会の動向1867年(慶応3年)大政奉還
官立長崎師範学校(教育学部の起源)
社会の動向1894年(明治27年)日清戦争
社会の動向1904年(明治37年)日露戦争
長崎高等商業学校設置(経済学部の起源)
長崎県実業補習学校員養成所に水産科新設(水産学部の起源)
社会の動向1941年(昭和16年)太平洋戦争
東亜風土病研究所設置(熱帯医学研究所の前身)
社会の動向1945年(昭和20年)広島市に原爆投下
1945年(昭和20年)長崎市に原爆投下
新制長崎大学を設置
医学部附属原爆後障害医療研究施設を設置
社会の動向1964年(昭和39年)東京オリンピック開催
水産学部に附属練習船「長崎丸」設置
工学部設置
歯学部設置
環境科学部設置
医学部に保健学科設置
国立大学法人法により、国立大学法人長崎大学が長崎大学を設置
社会の動向2008年(平成20年)下村脩先生が
ノーベル化学賞を受賞
核兵器廃絶研究センター設置
原爆後障害医療研究所設置
多文化社会学部設置
福島未来創造支援研究センターの設置
熱帯医学・グローバルヘルス研究科の設置
情報データ科学部設置
社会の動向 新型コロナウイルス感染症が世界的に流行
社会の動向2021年(令和3年)東京オリンピック開催
感染症研究出島特区の設置
プラネタリーヘルス学環の設置