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2025年10月25日(土曜)~10月26日(日曜)

ヒミツの海×LABO~きみとまもる海の世界~

長崎大学経済学部で企業や地域と連携しながら実践的な課題解決に取り組む「イノベーション実践型ゼミ」を展開している西村宣彦教授ゼミでは、全国で毎年約800 万トンが発生しているといわれる海ごみ問題に、長崎市の漁具販売会社兼子漁具株式会社の兼子修二氏と取り組んでいます。

海ごみは、魚やウミガメが誤ってプラスチックを食べてしまうなど、海の生態系に深刻な被害を与えています。特に、海岸線の長さが全国で2 番目に長い長崎県では、流れ着くごみの量が多く、海ごみ問題は「身近で差し迫った課題」です。これまで回収した海ごみは、焼却処分や再溶解による再生が行われてきましたが、その過程で二酸化炭素が発生します。そこで西村ゼミでは、海ごみを骨材として活用したタイルやペン立てなどのアップサイクル製品を作り、地産地消することで、環境にやさしく、且つ、海ごみ収集をボランティアに頼っている現状を持続可能な仕組みに転換するバリューチェーンの確立に挑戦しています。

この度、その活動の一環として、海ごみをテーマにした学びと体験のイベントを企画しました。
子どもと保護者が一緒に楽しめる ワークショップ謎解きゲーム を通じて、未来の海を守る大切さを楽しく学ぶとともに、開発中の商品のマーケティング活動も行う予定です。
本イベントは、学生が企画した「体験型×謎解き」の環境イベントであり、実際の海ごみや海洋プラスチックを使ったワークショップを通じて、子どもたちは楽しみながら環境問題を学びます。

日時:2025年10月25日(土)、26日(日) 10:00~17:00
場所:長崎県美術館(長崎市出島町2−1)
申込:こちらをご確認ください。

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イベント内容:
<目的>
・アップサイクル製品を身近に感じてもらう
・長崎の海ごみ問題について楽しく学んでもらう
・親子で楽しく体験しながら環境問題を身近に感じてもらう
<メインアクティビティ>
【体験型ワークショップ(製作体験)】参加費:各1,000円
1. ビー玉迷路づくり
海ごみを素材に取り入れて、ビー玉を転がす迷路を作ろう︕
「ごみが遊び道具に生まれ変わる」体験ができます。
2. 万華鏡づくり
海洋プラスチックを使って、自分だけのオリジナル万華鏡を製作。
のぞくたびに変わる「海の光と色の世界」を楽しめます。
3. アクセサリーづくり
漂着ごみやリサイクル素材を活用して、世界に一つだけのアクセサリーを製作。
アップサイクルの魅力を体験できます。
【謎解きゲーム「うみからのSOS︕みらいへのメッセージ」】参加費:無料
子どもたちが海の仲間たちから届いたSOS を手がかりに、クイズや謎を解きながら会場をめぐります。
ゲームを通して、海ごみの発生源や影響について学び、未来の海を守るために自分たちができることを考える仕掛けです。