2025年12月17日(水曜)
多文化社会学部・河村研究室は、2025年12月17日(水)に「法を通して国際協力を行う-法務省による法整備支援の現状と課題について-」と題した一般公開セミナーを開催します。
法は、社会の基本的なルールを定め、国民の権利や義務を保障し、紛争の解決や犯罪者の処罰を通じて治安を維持するなど、重要な役割を担っています。日本は明治維新以来、欧米にも通用する近代的な法制度の整備を進め、日本の社会や文化に適合した法制度を構築してきました。しかし、世界には近代的な法制度が十分に整備されていない開発途上国が多く存在し、これらの国々は人的・物的資源が不足しているため、自国のみで迅速かつ適切な法制度整備を行うのは困難な状況です。そのため、国際機関や先進国による支援が求められています。
今回のセミナーでは、法務省法務総合研究所国際協力部で教官を務める奥大樹氏を講師にお招きし、法令の起草支援、司法機関の制度整備支援、人材育成を柱に、1994年以降法務省がベトナムやカンボジアをはじめとするアジア諸国で行ってきた支援活動の現状と課題についてお話しいただきます。
日本が進める法制度整備支援について直接学べる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。学内外の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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多文化社会学部HP / 教員紹介(河村 有教 准教授)
https://www.hss.nagasaki-u.ac.jp/archives/professors/11496
法務省 / 国際協力部による法制度整備支援活動 〜世界に貢献、日本の力!
https://www.moj.go.jp/housouken/houso_lta_lta.html
