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長崎創楽堂アートマネジメント講座のご案内

長崎創楽堂アートマネジメント講座「第三世代の美術館とこれから」

日時:2月13日(土)13:00〜
会場:長崎県美術館 講座室
講師:米田 耕司(長崎県美術館 館長)
参加料:無料(どなたでもご参加いただけます。)

✒講師 米田館長より✒
美術館の学芸員となって50年が過ぎました。以前にくらべて、存在と役割も大分知られるようになってきました。まず学芸員の名刺を出しても、何をする人か分からない時代 には真顔で「学芸会でもするのですか」などと、問われたこともありました。さすがに今はもうありません。20年ほど前から若者向けの「かっこいい仕事100選」などに学芸員も入るようになり、テレビや新聞でも学芸員の活躍が目立つようになりました。
美術館(ミュージアム)の変遷を概観すると以下の通りです。

○第一世代の目的は「保存」(つまりみせたくない) 
設立の理由:宝物の保存施設  
成立の背景:王様の宝物
館員は番人 例:正倉院 陽明文庫など  

○第二世代の目的は「公開・展示」(みてもらいたい)
設立の理由:町のシンボル・コレクションの公開
成立の背景:個人・法人のコレクション 
館員は学芸員 
例:サントリー美術館 大原美術館 など  

○第三世代の目的は「参加・体験」(何かしてもらう)
設立の理由:地域社会の要請
設立の背景:地域社会の成熟 
館員は専門職集団(専門家の分業) 
例:まだない。一部移行過程 

現在は第二世代にあって、第三世代に向けて試行中です。
国民・県民・市民など多くの人々と関わる、これからの日本美術館のあり方について考えます。

【お申込み・お問合せ】
長崎創楽堂を活用したアートマネジメント育成事業事務局
TEL.095-819-2343 E-mail araiyuri@nagasaki-u.ac.jp
WEB https://nsogakuam.edu.nagasaki-u.ac.jp

チラシ

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(PDF273.64 KiB)