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学長室

サンクトペテルブルグ卒後教育医学アカデミー調印式における学長挨拶

2008年06月30日

本日ここにサンクトペテルブルグ卒後教育医学アカデミーのオタリ・フルツィラワ学長以下3名の関係者をお迎えして,心から歓迎の言葉を申し上げると同時に,学術交流協定の締結に際し,長崎大学を代表してお祝いの挨拶を申し上げます。

ロシア連邦で卒後医師を教育指導する最高の研究機関はモスクワとサンクトペテルブルグの由緒ある2つの医学アカデミー です。その一つであるサンクトペテルブルグ卒後教育医学アカデミーと長崎大学との間で学術交流協定を締結することができましたことは,長崎大学にとりまし て望外の喜びであります。日本における長崎のもつ歴史的な意義と同じように,古都サンクトペテルブルグはエルミタージュ美術館などを有し,まさに教育と芸 術の都であり,1991年ユネスコ指定の世界遺産都市でもあります。

振り返って見ますと,両者の交流は2005年オタリ・フルツィラワ学長らがWHOジュネーブへ長崎大学から派遣中の山下教授を公式に訪問した時から始まり,その後相互の人事交流と共同研究の準備を経て本日に至っています。
また,今後文部科学省のグローバルCOEプログラム「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」の一環として,被ばく医療や再生医療での基礎及び臨床治験の共同研究を実施することとなっています。

今回の交流協定締結により,日露医学交流と研究の一層の進展が期待されるとともに,本学の医師や医療従事者等がサンクトペテルブルグを拠点として,臨床治験や生命科学,そして実際の研修指導などにあたることができるようになります。
健康リスク制御を通じた両者の協力は,人類の健康に多大な貢献を果たすものと信じています。

有難うございました。

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