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学長室

福建医科大学との学術交流協定調印式における学長挨拶

2007年07月23日

本日,福建医科大学との間で大学間交流協定を更新できましたことを大変うれしく思っております。

長崎大学と福建医科大学との交流は,1996年に両大学間の学術交流に関する協議を行い,覚書を交わしたことから始まり,翌1997年には,私が福建医科大学を訪問し,学術交流の手始めとして,「カドミウム環境汚染と地域住民の健康障害」と題する講演を行いました。その後,2000年には,長崎大学医学部で「日中環境科学シンポジウム」を開催し,招聘した福建医科大学の研究者との活発な討論を行いました。2001年には,大学間交流協定を締結し,以降今日まで研究者の相互訪問,セミナーの開催,共同研究,共著論文の発表など多種多彩な交流を継続してまいりました。

長崎の地は福建の地と江戸のはるか昔から深い友好関係も持っています。そんな歴史背景から長崎県は福建省と,長崎市は福建省都の福州市と姉妹都市となっています。本交流協定は,姉妹都市関係にある二つの地域の大学間の協定であり,長崎と福建の市民間の交流と友情を深めることになると信じます。

今後は,とくに環境ホルモンやウイルス感染症に関する共通の問題点に関する両姉妹都市間での医療協力の発展に寄与することが強く期待されているところです。国際保健活動,金属汚染を含む環境毒性物質の影響に関する共同研究も視野に入れ,両大学の全領域で交流を行っていければと考えております。

今後5年間の交流を通じて,研究・教育等の分野において両大学がより密接な関係を構築することを祈念して,私の挨拶と代えさせていただきます。

長崎大学長   齋 藤   寛


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