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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

川内村で「復興子ども教室」を開催

2013年12月02日

  12月2日、福島県川内村の川内小学校で「復興子ども教室」が開催され、長崎大学教育学部4年生と2年生の学生2名と医学部保健学科4年生の学生4名が、川内小学校の6年生の全児童5名に授業を行った。
  川内村には現在、長崎大学・川内村復興推進拠点が設置され、主に医療・保健分野における支援が行われている。一方で、川内村は住民の帰村率が5割を超えたものの、川内小学校には全校児童112人(6年生25人)のうち帰村して小学校に通学している児童は24人(同5人)と2割強にとどまっている。
  こうしたなかで、村の小学生に大学生と接する機会を作り、自分たちの将来を思い描いてほしいという狙いから、長崎大学と川内村の共同事業として「復興子ども教室」を実施することが決まった。
  授業では、子どもたちから事前に寄せられた放射線についての質問をもとに、保健学科の学生がスライドや画用紙、模造紙などの説明資料を準備。放射線の単位がもつ意味や放射線と健康影響に関するクイズなどを通して、放射線についての基礎的な知識を説明した。
  教育学部の学生による授業では、原爆により姉を亡くした長崎の被爆者の体験談が映像で紹介。その後、長崎がどのように復興してきたか説明したうえで、子どもたちと一緒に村の復興に向けてのアイディアを出し合った。子どもたちからは、川内村にはない高校やテーマパーク、さらには映画館をつくってほしいといった様々な意見が出された。

 

■元記事
川内村で「復興子ども教室」が開催