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東日本大震災・支援活動

福島未来創造支援研究センター

「放射線・放射性物質Q&A」第5巻を寄贈:長崎大学から双葉町に

2021年04月10日

   2021年3月、長崎大学は、改訂した「放射線・放射性物質Q&A」第5巻を福島県双葉町に寄贈しました。
 「放射線・放射性物質Q&A」は、原爆後障害医療研究所の高村昇教授が2011年12月から3年間、福島県の地方紙である「福島民報」に週に一度連載したものを冊子にまとめたもので、これまでに日本語で4巻、英語で1巻が発行されています。今回改訂した第5巻は、現在帰還・復興の途上にあり、本学が復興支援を行っている双葉町の町民を対象として収載したもので、食や水における放射性セシウム濃度の現状、放射線被ばくの遺伝的影響や福島県民健康調査の現状など、特に帰還するかどうか迷っている町民の関心が高い事項が中心となっています。
   3月11日には高村教授が双葉町の伊澤史朗町長を訪問して、贈呈式を行いました。3,500部が贈呈され、双葉町は今後冊子を町内の全世帯に配布する予定です。なお、「放射線・放射性物質Q&A」第5巻改訂版は、環境省の「放射線の健康影響に係る研究調査事業」の一環として出版されました。
双葉町 伊澤町長に贈呈する高村センター長

双葉町 伊澤町長に贈呈する高村教授