長崎大学・熱帯医学研究所(熱研)〜全力講座〜長崎市民の皆様の感染症の疑問にお答えします。
現在アフリカではエボラ出血熱の感染が拡大しており、連日報道されています。また、昨年のSFTS、この数年のインフルエンザの話題も注目を集めました。長崎大学・熱帯医学研究所は設立以来約70年、こうした感染症を制圧するための研究を続けてまいりました。 今回は感染症研究のこれまでの成果と今後の展望をご説明するとともに、これからの感染症との戦いにおいて重要な役割を期待されている高度安全実験施設(BSL-4)、即ち、最も安全に研究を行うための施設について皆様とともに考えたいと思います。
第二回:鳥インフルエンザと今後の研究においてBSL-4に期待される役割 日時:9月7日(日) 13:30から 会場:長崎市山里地区ふれあいセンター(長崎市高尾町4-10)(入場無料・先着100名さま) 講演者:安田 二朗(熱帯医学研究所・教授)
◆よく話題になるけど鳥インフルエンザは人に感染するの?
鳥インフルエンザウイルスは、稀にヒトに感染し、なかには致死性の強いもの(高病原性)があります。人から人へ感染しやすい高病原性ウイルスが出現すると、20世紀初頭に世界で数千万人の死者を出したスペイン風邪以上の被害が出るといわれています。
そこで、長年インフルエンザウイルス研究を行ってきた熱研の専門家が、これまでの研究によって判明したことや今後期待される研究成果などをご説明するとともに、大流行への備えについてもわかりやすくお話します。
(アドバイス)・鳥インフルエンザウイルスはウイルスを保持する鳥との密接な接触によってのみ感染します。・通常のインフルエンザの予防接種は効きません。
【お問合せ先】 〒852-8523 長崎市坂本一丁目12番4号 長崎大学・熱帯医学研究所 熱帯医学ミュージアム TEL:095-819-7603 FAX:095-819-7868 e-mail:biosafety@ml.nagasaki-u.ac.jp
|