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本年(2016)は、本学のアフリカでの活動にとって大きな節目の一年となりました。一つは、本学のケニアへの医療団派遣から50年を迎えたこと。そして、もう一つは、8月に本学が教育研究拠点を構築するケニアのナイロビ市で開かれたアフリカ開発会議(TICAD VI)において、本学のアフリカでの取り組みが広く世界に認められた年であったことです。 1960年代の医療団派遣から現在のケニア拠点を中心とした感染症対策・研究に至るまで、半世紀にわたる現地に寄り添った本学の保健医療分野での貢献の蓄積は無論のこと、近年のビクトリア湖における工学・水産学系教員による水環境改善・水産業振興プロジェクトの成果も高い評価を受けました。いずれも、本学の特長である質の高い実学に根ざした現場力の賜物と思います。 この度のナガサキピースミュージアムにおける展示は、そのような本学によるアフリカでの半世紀にも及ぶ活動と歴史を市民の皆様に紹介し、本学のアフリカでの活動に対する理解を深めていただきたいと考えております。 期間中は、アフリカでの50年間を写真で紹介するほか、医療団の活動を記録したドキュメンタリー映画「ダクタリ・ジャパニ」を上映いたします。 |