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大学院医歯薬学総合研究科の吉村 光さんが1st International Conference & 6th Symposium on Organocatalysisにおいて優秀発表賞を受賞

国際学会での優秀発表賞の授与
1st International Conference & 6th Symposium on Organocatalysis

  大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士前期課程2年生の吉村 光 君(薬品製造化学研究室)は5月27日に滋賀県大津市で開催された1st International Conference & 6th Symposium on Organocatalysisにおいて優秀発表賞を受賞しました。

吉村 光君の研究内容は「シンコナアルカロイド触媒による森田-Baylis-Hillman反応を鍵とするチランダマイシンBの合成研究」と題するものです。チランダマイシンはフィラリア症の治療薬のリード化合物として注目される天然有機化合物です。

今回、吉村君は、畑山 範教授の指導のもと、天然物から1段階で容易に誘導できる擬鏡像異性シンコナアルカロイド触媒を開発し、長年の課題であった森田-Baylis-Hillman反応の両鏡像体が高立体選択的に得られることを見出しました。

さらに、この方法を駆使することでチランダマイシンBの重要合成中間体が効率的に合成できることを見出しました。この結果が高く評価されました。

 









 

 

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻 博士前期課程2年生 吉村 光

大学院医歯薬学総合研究科
生命薬科学専攻 博士前期課程2年生
吉村 光 

賞状