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千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同大学院(仮称)設置に向けたキックオフ・シンポジウムを開催

文部科学省国立大学改革強化推進事業

千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同大学院(仮称)設置に向けたキックオフ・シンポジウム

現代の医療・福祉が抱える諸問題の解決を目指した新しい予防医科学の展開

〜急務である人材育成と千葉大学・金沢大学・長崎大学共同大学院設置に向けて〜

○ 日時  平成26年3月18日(火) 13時30分から16時30分

○ 会場  ステーションコンファレンス東京 503(http://www.tstc.jp/tokyo/)


長崎大学大学院医歯薬学総合研究科は,千葉大学・金沢大学と革新予防医科学共同大学院構想を進めています。その一環として,現代の公衆衛生学・予防医科学分野における課題提起と,本共同大学院がどのような教育・研究を行い,それらの課題を解決していこうとしているのかという構想についてのシンポジウムを上記の日時・会場で開催しました。

各大学の学長挨拶の後,文部科学省高等教育局国立大学法人支援課長・豊岡宏規氏にご挨拶を頂き,次いで,千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同教育研究センター長・中村裕之氏(金沢大学教授)から,「千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同大学院(仮称)の理念と構想」について説明が行われ,共同大学院の全体構想が紹介されました。その後,長崎大学原爆後障害医療研究所長・永山雄二氏(教授)を座長として,講演が行われました。講演では,始めに,世界保健機関(WHO)本部事務局長補・中谷比呂樹氏により「グローバルヘルス時代における予防医学の展望と課題」というタイトルで,グローバルな視点から世界を俯瞰しての予防医学についてご講演頂き,さらには本共同大学院への有難い提言・期待のお言葉を頂きました。続いて,「急務である人材育成システムの構築について」というサブタイトルで5演題の一般講演が行われました[「地域医療研究と共同研究構想」前田隆浩氏(長崎大学教授),「予防医科学におけるゲノム・オミックスデータベースの構築」関根章博氏(千葉大学・金沢大学・長崎大学革新予防医科学共同教育研究センター運営会議委員),「早期発見を軸としたゼロ次予防研究」金子周一氏(金沢大学教授),「新たな国際連携の構築に向けて」森千里氏(千葉大学教授),「新しい教育カリキュラム」羽田明氏(千葉大学教授)]。

「新しい予防医科学」という学問を創設し,そこから得られる成果を社会に還元する人材を育てていくという本共同大学院の構想が,ご参加していただいた方々にご理解いただけたことと思います。この共同大学院のこれからの展開に是非ご期待ください。

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片峰長崎大学長の挨拶

 

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中谷WHO本部事務局長補の講演