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大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻の学生がペプチド討論会ポスター賞を受賞

近 年,社会の多様化に対する認識が高まるにつれ,何らかの障害のある人も障壁なく社会に参画できる機会が担保されるよう,様々な動きが見受けられます。そこ で長崎大学では,障害のある学生が,より平等かつ公平な教育を受ける機会を実現すべく,平成25年8月1日付で『障がい学生支援室』を設置しました。
ま た、平成24年12月に「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」がまとめられ,高等教育段階における障害のある学生への修学支 援について提言されています。平成25年6月には「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が公布され,障害を理由とする差別の解消の推進が求め られています。
今後,長崎大学は障害のある学生に対してより積極的に支援するために学内体制を整備し,学生のみならず支援に携わる教職員への支援も行いつつ,障害のある学生も心地よく勉学できるコミュニティの構築を目指して参ります。
並行して,外部団体や組織との連携を図りつつ,修学のみならず,入学や就職活動においても配慮並びに支援を充実していく所存です。
ついては,高等教育段階における障害のある学生への修学支援について,我が国の現状や動向及び米国での状況を理解し,今後の長崎大学における修学支援を充実させることを目的として別紙のとおり記念講演会を開催しますので,多数ご参加くださいますようご案内いたします。

大学院医歯薬学総合研究科 生命薬科学専攻博士前期課程1年生の江藤 諒 君(薬化学研究室)が第51回ペプチド討論会(徳島市、2014年10月22日〜24日)にて、ポスター賞を受賞しました。本ポスター賞は、1時間30分のポスター発表の間に3名の審査員に対し研究内容を3分以内で説明し質疑を受けて、特に注目すべき内容を有すると考えられた発表に対して授与されました。
発表演題は「Synthesis and conformational analysis of helical oligomers with a changeable chiral acetal moiety」で、改変可能なアセタール部位を有するアミノ酸を合成し、そのオリゴマーの配座解析を行い、アセタール部位を有する環状アミノ酸がヘリカル2次構造の構築に有用であることを明らかとしています。今後、これらのヘリカルオリゴマーは不斉有機分子触媒や創薬化学への利用が期待されます。


賞状

賞状
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