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大学院医歯薬学総合研究科の日高基貴君が「第6回食品薬学シンポジウム」において優秀発表賞を受賞

第6回 食品薬学シンポジウム
2015年10月30日 (金)・31日 (土)
会場:岡山大学 創立五十周年記念館(岡山大学津島キャンパス)
主催:日本薬学会生薬天然物部会
共催:日本生薬学会
協賛:日本農芸化学会中四国支部
岡山大学ダイバーシティ推進本部男女共同参画室

発表概要:大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻博士前期課程1年生の日高基貴君(天然物化学研究室)が、10月30-31日に岡山大学で開催された「第6回食品薬学シンポジウム」において優秀発表賞を受賞しました。

本シンポジウムは、日本薬学会生薬天然物部会が主催する二つの主要シンポジウムの一つで、今注目されている食品の機能性や成分について薬学と農学分野の研究者が集うものです。

この優秀発表賞は学生の研究を奨励する目的で授与されるもので、受賞対象となった「茶焙煎時におけるカテキン重合反応メカニズムの解明」は、ほうじ茶製造時の焙煎工程で茶カテキンが減少するにもかかわらず糖分解酵素阻害活性が維持されるのは生成するカテキン重合物によるものであることを明らかにし、その重合反応機構は糖分解生成物であるアルデヒド類とカテキン類A環との縮合であることを示した内容です。さらに、ウーロン茶ポリフェノールの生成機構についても新しいメカニズムを提唱しております。

身近でありながら食品化学的に未解明の部分を明らかにしている点が評価され、受賞に至ったものです。

 

賞状

賞状